愛知県名古屋市名東区一社 トリガーポイント 筋膜リリース 鍼灸 アナトミートレイン

臨床症例集

治療内容及びその結果を記載した臨床症例集です。今後随時掲載していきます。

2018年01月06日(土)
2017年11月22日(水)
2017年11月16日(木)
2017年10月20日(金)
2017年10月13日(金)
2017年09月15日(金)

右奥歯の痛みでいくつか医療機関に通ったが原因が分からず来院された方です。筋筋膜へのアプローチにより1回で著効を示した症例です。

担当:高橋

項目 内容
年齢・性別  40代・女性
職業  自営業
主訴 右奥歯の痛み
現病歴 3か月前から右奥歯にズンズンした痛み。歯科に行ったが虫歯は無く、耳鼻科などにも通ったが異常なし。ネット等で調べたところ筋筋膜の痛みではないかと思い来院。
治療内容 日常生活では、寝ている時、ナッツなど固いものを噛むときに顎関節の奥に痛み。

開口時、下顎骨が左に側方移動し、右顎関節の動きが遅延。

外側翼突筋へ刺鍼時、認知覚出現。

外側翼突筋の筋筋膜性の痛みと想定し、同部位とその他咀嚼筋を中心に鍼施術を行った。

経過 2診目 ほぼ痛み消失。たまに強く噛み締めた時にキリッとした痛みが残存。

2診目終了後 痛み消失

右股関節外旋時の可動域制限と痛みが主訴の症例です。Patrick test 陽性でしたが筋筋膜の治療により改善した症例です。

担当:高橋

項目 内容
年齢・性別  40代・女性
職業  会社員
主訴 右股関節痛
現病歴 半年前にあぐらをかいて座ることが出来ないことに気が付き、整体や鍼灸にも通うが著変なし。股関節外旋動作で股関節前面、臀部の奥の方が痛い。レントゲンでは異常なし。
治療内容 痛みの質は鈍痛

日常生活では、椅子に座位時右足を上に足を組む、あぐら等股関節外旋の動きで痛み。

Patrick test L(-)R(+)

ROM : 股関節 外旋(passive) L 50°  R 35°

小殿筋前部線維、腸腰筋、大殿筋に圧痛著明。

小殿筋前部線維、腸腰筋、大殿筋中心に股関節内、外旋筋を鍼治療。

 

経過 4診目 あぐらが何とか出来るようになった。踵と座骨結節を離して股関節外旋をすると痛み

8診目 ROM:股関節 外旋(Passive) L 50° R 50°

9診目 あぐらは可能

11診目 Patrick test L (-) 床から腓骨頭までの距離12㎝ R 最終可動域でやや痛み 床から腓骨頭までの距離12㎝

一旦治療終了、別部位の治療に移行

半月板損傷を疑う徒手検査が陽性で、膝の可動域制限と、臀部~下腿後面の痛みがある方で、

筋筋膜の治療で痛み、可動域共に改善傾向にある症例です。

担当:高橋

項目 内容
年齢・性別  50代 女性
職業
主訴 #1右膝痛 #2右殿下肢痛
現病歴 今年4月山を登った際、膝からグチュッと異音がして痛み発症。整形外科にてレントゲンをとるが異常なし。
治療内容 #1日常生活では膝屈曲制限がある為、正座が出来ない。

ランニング時8㎞付近から膝内側に痛み。

McMurray test L(-) R(+)

Apley Compression test  L(-) R(+)

ROM 膝 屈曲 L 160° R 135°

ハムストリングス、大腿四頭筋を中心に鍼治療を行った。

#2膝伸展位で立位時、臀部~下肢後面に鈍痛

中殿筋、ハムストリングスに圧痛

中殿筋、ハムストリングスに鍼治療を行った。

経過 1診目 治療後 ROM 膝 屈曲 L 160° R 155°

2診目 治療後 ROM 膝 屈曲 L 160° R 160°

3診目 ペインスケール2(初診時を10とする)しゃがむ動作で膝内側の痛みを訴える。

3診目 しゃがみ動作の痛み消失

左腰部~左臀部後面に、長時間の歩行などにより痛みが出現する症例です。

担当:高橋

項目 内容
年齢・性別  60代 女性
職業
主訴 腰臀部痛
現病歴  元々、左股関節痛があり、患部をかばった歩き方をしていたこと、ゴルフ、孫のお守りなどが重なり腰臀部痛発症

左腰部、左臀部後面に鈍痛

日常生活では、歩行後に痛み増悪、右側臥位で痛み

治療内容 Thomas test R(-) L(+)

Patrick test R(-)L(+)左腰臀部に痛み

股関節(自動運動)外転、外旋にて痛み

股関節(他動運動)内旋にて伸長時痛

腰方形筋、中殿筋、小殿筋、梨状筋に圧痛と収縮時痛が存在した為、同部位の筋過緊張緩和を目的に鍼治療を行った

経過 1診目治療後 問診時の股関節内旋による伸長時痛消失

2診目 前回治療後、臀部痛ほぼ消失。腰部に痛みがあり、腰部中心に施術。

5診目 腰ペインスケール0 臀部ペインスケール1~2 治療終了

最後の痛みがとりきれず難渋している症例です。

仕事での動きが腰にストレスをかけている為、生活動作の指導も含め行っております。

担当:高橋

項目 内容
年齢・性別  30代 男性
職業  会社員
主訴  腰痛 (特に右腰部)
現病歴  3年前、ズボンを穿く際に急性腰痛発症。整形外科にてヘルニアと診断され、リハビリにて軽快するが、痛みが取りきれず来院。

仕事後に悪化し、腰全体~臀部にまで痛み。

治療内容 日常生活では、体感の前屈+左側屈、後屈+右回旋で痛み

kemp testにて右腰部に痛み

棘突起間の圧痛(-)

右腰方形筋、刺鍼時認知覚出現

まずは筋筋膜性の痛みと想定し腰方形筋のトリガーポイントへ刺鍼。

経過  2診目 立位時の腰の痛みペインスケール2(初診時を10とする)

動作時の痛みペインスケール8(初診時を10とする)

5診目 ペインスケール3~4 長時間立位、仕事後などはペインスケール6~7まで                 増悪。 伸展時の痛みが取りきれないため、椎間関節へ刺鍼。

7診目 ペインスケール2~6をいったり来たり。大腰筋刺鍼を追加。

14診目 治療後ペインスケール0~1

20診目 治療後、動作時の痛みペインスケール0

仕事時の動作が椎間関節に負担をかけていたため、負担の少ない動きを指                  導。

以前から腰痛を患っており、半年以上、左の股関節・殿部痛でお悩みになっていた症例です。

中殿筋・小殿筋の起始部は痛みの原因になりやすく、この症例では重要なポイントとなりました。

トリガーポイント注射で改善するが、再発する場合、トリガーポイント鍼治療が有効な場合もあります。

担当:前田

項目 内容
年齢・性別  50代 男性
職業  電気工事士
主訴  左臀部痛
現病歴  元々腰痛を患っていた。半年以上前より腰痛の関連からか、左股関節・臀部が痛むようになった。

 

車から降りる時に金属的なカーンとした痛みが出る。

動き始めの一歩目で、体重が乗った時にも痛む。歩き出せば痛くない。

 

トリガーポイント注射で改善するも、すぐに再発するため、さいとう整形より紹介され来院。

治療内容  疼痛誘発試験にて、腰部多裂筋・腸肋筋・中殿筋・小殿筋部に収縮時痛がみられた。

同部位に圧刺激を加えると認知覚が出現。

 

 各筋・筋膜の血流・機能改善を目的とした、ミオラブによる筋膜リリース・トリガーポイント鍼治療を行った。

経過  初診時治療前:NRS 10(最大の痛みを10とする)

初診時治療後:NRS 7 特に中・小殿筋の刺鍼時に認知覚が出現。

 

初診時から3日後に症状改善。NRS 0 痛み消失。

 

2診目(1週間後):その後も痛みは出ていない。車の乗り降りも問題なし。

殿筋群を中心としたセルフケア指導を行い、経過観察。

 

昔痛めた肩が誘因なく激しい痛みに変わり就寝中痛みで目が覚めていましたが、1回の治療で夜間痛消失、6回の治療で肩の可動域が拡大し日常生活に殆ど支障がなくなった症例です。

担当:山崎

項目 内容
年齢・性別 40代 男性
職業  会社員
主訴 左肩関節痛
現病歴 約5年前、雪かきをして痛めた。病院には行かず鍼灸治療やマッサージなどを受け症状を抑えていたが、誘因なく4ヵ月前から痛みが増し2日前痛みはピークとなり、ホームページを見て来院。
治療内容 左肩に鈍痛

日常生活では、高い所の物を取れない、衣類の着脱が困難、夜間痛(一晩で2回痛みで目が覚める)、物を持ち上げる時に激痛を感じる。

肩関節可動域

右   左

屈曲 135°  170°

外転 105°  170°

 

夜間痛がある為、関節内・外の血行動態改善と閾値の正常化を目的に肩甲上神経パルスを行う。肩関節拘縮が認められ、end feel が明瞭であるが、大結節が肩峰の下をくぐる事ができているので可動域拡大を目的に積極的なモビライゼーションと関連筋群に鍼治療を行った。

 

経過 初診時から2日目から夜間痛消失。

4診目 日常生活に支障は無くなり服を着替えるのもスムーズに行える。

ただ物を持ち上げる際の痛みが残り、痛みの程度はNRS:3(初診時を10とする)

6診目 肩関節の可動域が 屈曲160°、外転120°となり、痛みも殆ど無いため治療終了。

担当:高橋

項目 内容
年齢・性別 50代 男性
職業
主訴 右頚肩腕症候群
現病歴 1ヵ月前、インプラントの治療をきっかけに頸肩部痛出現

1週間前から上肢の痺れ出現

治療内容 右頸肩部に鈍痛 右上肢にピリピリした痺れ

日常生活では

上を向く、右後ろを振り向く などで頸肩部の痛み、上肢の痺れ増悪

頚部 ROM

伸展 35°

回旋 L 65° R 45°

多裂筋、斜角筋、頸板状筋を中心に鍼治療を行った。

経過 1診目治療後 頚部ROM 伸展60° 右回旋50°

2診目 ペインスケール3 (初診時を10とする)

4診目 上肢痺れ消失 頸肩部にこり

膝屈曲時に膝前面、内側に痛みが生じる症例です。

担当:高橋

項目 内容
年齢・性別 50代 男性
職業
主訴 右膝痛
現病歴 6月頃椅子から立ち上がった際急に痛み。その後良くなったが、2日前に長時間歩いたことをきっかけに痛み再発。
治療内容 膝前面に張り感、鈍痛 内側裂隙部に圧痛

マックマーレーテスト L(-)R(-)

アプレイ圧迫テスト L(-)R(-)

エコーにて炎症所見、内側半月板の亜脱臼は認められず、その他膝の理学検査陰性

可動域

膝 屈曲 L 160° R 115°

 

内側広筋、中間広筋、ハム、内側側副靭帯、膝蓋靭帯を中心に鍼治療を行った。

経過 1診目 右膝屈曲可動域 135°

2診目 右膝屈曲可動域 150°

4診目 歩行時の痛み消失

6診目 HHD L 0㎝ R 6.5㎝

現在も治療中

上腕骨外側上顆炎の症例です。

担当:高橋

項目 内容
年齢・性別 50代 女性
職業
主訴 右肘~前腕の痛み
現病歴 トレーニングをきっかけに2週間前から痛み発症。近位にて腱鞘炎と診断。
治療内容 痛みの質は鈍痛。

日常生活では、肘関節屈曲動作や、肘関節伸展位で肩関節外転(トレーニングの際等)に痛み出現。

 

トムゼンテスト L(-) R(+)

前腕中間位で肘関節屈曲の際にも痛み

 

上腕骨外側上顆炎と想定し、上腕骨外側上顆、長短橈側手根伸筋、腕橈骨筋を中心に鍼治療を行った。

経過 1診目 エコーにて炎症所見があった為、炎症を避けて刺鍼。治療後やや痛み軽減。

2診目 ペインスケール7-8(初診を10とする) 炎症所見(-)

3診目 ペインスケール1 肘関節屈曲時のみやや痛み