名古屋県愛知市名東区一社 トリガーポイント 筋膜リリース 鍼灸 アナトミートレイン
治療内容及びその結果を記載した臨床症例集です。今後随時掲載していきます。
腰部椎間板ヘルニアと診断された症例です。症状が良くなるにつれ治療間隔を延ばし、現在は症状増悪しないように月1回来院されています。
担当:山崎
項目 | 内容 |
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年齢・性別 | 48歳 男性 |
職業 | 事務職 |
主訴 | 右腰痛・右股関節前面痛 |
現病歴 | 15年程前から腰痛出現。病院で腰部椎間板ヘルニアと診断されている。整形外科や接骨院で治療を受けていたが寛解しない為当院来院。 |
治療内容 |
安静にしている時は痛みはないが、立ち上がる動作や座る動作で痛みが出て、就寝時寝返りをうつと痛みが出て3日に1回は痛みで目が覚める。右腰から鼡径部にかけて鋭痛があり、右殿部はしびれ感(感覚が鈍い感じ)がする。
体幹の伸展時痛があり、L5の棘突起叩打で普段の痛みが再現。その他理学検査を加味して「椎間関節性腰痛」を疑い、L4/5ーL5/S1の椎間関節部に鍼通電療法を行った。
また他の体幹動作や圧痛点から、腰方形筋や腸腰筋などのトリガーポイントに鍼治療を行った。 |
経過 | 初診時 RDQ:6/24 (RDQ:Roland-Morris Disability Questionnaire 腰痛によるQOL評価で生活の質が悪いほど数字は大きくなる。)
2診目 治療当日は楽だったが痛み残存。ペインスケール9 (初診時を10とする)
3診目 治療後2日間非常に楽だった。ペインスケール7 痛みで夜目が覚めることが無くなった。
6診目 1週間座り仕事を強要された為、痛み増悪。
9診目 体幹伸展時の痛み消失。来院頻度を1ヶ月に1回に変更。 ペインスケール3
12診目 RDQ:1/24 ペインスケール1
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腰部脊柱管狭窄症と診断された症例です。歩行可能距離が伸びてゴルフに行くことができるようになり、立位負荷での改善も認められ知り合いと突然あって立ち話になっても困らなくなりました。
担当:山崎
項目 | 内容 |
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年齢・性別 | 72歳 男性 |
職業 | 無職 |
主訴 | 右殿下肢痛・しびれ |
現病歴 | 4年前から徐々に症状が出現。4ヶ月前に旅行へ行き、5分歩くと足の痛みで歩けなくなり病院を受診。MRIの結果、腰部脊柱管狭窄症と診断される。 |
治療内容 | 30分以上続けて歩けない、10分以上立ってられない、辛い時は前かがみで楽になる、右足(前脛骨筋)に筋萎縮が認められた為、脊柱管狭窄症と想定して治療開始。
神経根の血流改善を目的に末梢の神経刺激(深腓骨神経パルス)を行いながら、殿部にある下肢へ放散するトリガーポイントへ鍼治療を行う。
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経過 | 初めの2週間は週に2回の治療、症状が軽快してきた為週に1回の来院ペースに変更。
治療開始前は日課にしている公園までの散歩は何回か休憩をとらないと完歩できなかったが、休憩なしで短時間で完歩できるようになった。 人と会って立ち話をすることができるようになった。 症状の為休んでいたゴルフを再開した。 |
胸郭出口症候群が疑われた症例です。痛みのため睡眠時間3時間という時もありましたが、現在はお薬を飲まなくても寝れるようになりました。
担当:山崎
項目 | 内容 |
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年齢・性別 | 63歳 女性 |
職業 | 無職 |
主訴 | 左背部から上肢の痛み・だるさ |
現病歴 | 半年前から誘因なく左鎖骨部の痛みを感じ、その後左背中から腕の痛みだるさを感じるようになった。病院では異常なしと診断され薬物療法を続けたが症状に変化が認められなかったので当院受診。 |
治療内容 | 頸部神経根症を疑う検査は陰性、患側上肢の冷えや日常生活で腕を挙げている動作が辛いということで、胸郭出口症候群を疑うテストを行うと陽性(Roosテスト)
胸郭出口症候群と想定して治療開始 首や胸部の胸郭出口部の筋過緊張を緩める治療と、背部に上肢へ放散するトリガーポイントが認められたため同部位への鍼治療も行った。
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経過 | 3診目 ペインスケール 5 ※初診時の痛みを10とする
7診目 3
雨が降る日は痛みが強くなるが、薬(痛み止め)を飲まずに寝れるようになり、以前できなかった長距離の運転や草むしりをしても症状は悪化していない。患肢の冷え感は消失している。 |
初診時、痛みのため階段はもちろんのこと歩行も困難だった症例です。膝の痛みはお灸が効果的だと思います。
担当:山崎
項目 | 内容 |
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年齢・性別 | 81歳 女性 |
職業 | 無職 |
主訴 | 膝痛 |
現病歴 | 半月前から正座をする機会が多かった為か膝痛出現。いつもは湿布を貼れば良くなるが、今回は良くならないので整形外科を受診。鍼灸を紹介され本院来院された。 |
治療内容 | 初診時、腫脹と熱感が少しあったため局所を避け鍼治療。
腫脹が殆ど無くなった3診目より局所の鍼と灸治療(棒灸)を開始。 |
経過 | 4診目 ペインスケール 7 ※初診時の痛みを10とする
8診目 4 9診目 1 初動作時痛は少し残るが、階段を降るときの痛み消失。 |
趣味の弓道を数ヶ月ハードに行い、吐き気を伴う頚肩背部痛を発症した症例です。2回の鍼治療で寛解し、好きな弓道も再開されました。
症状がある部位だけでなく、筋膜で繋がっている手の治療も加えたことがポイントだったかもしれません。
担当:山崎
項目 | 内容 |
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年齢・性別 | 65歳 男性 |
職業 | 無職 |
主訴 | 頚肩背部痛 |
現病歴 | 趣味の弓道の練習をハードに行った為か、5ヶ月前に主訴出現。整形外科にてトリガーポイント注射とリハビリを行ったが症状残る為、当院来院。 |
治療内容 | 頚部伸展時に主訴増悪するので頚部伸筋群で圧痛が認められた脊柱起立筋群(首〜腰)や僧帽筋上部線維、板状筋に置鍼。アナトミートレインで言うSBAL(スパーフィシャル・バックアーム・ライン)の関連が強かったので三角筋や前腕伸筋群への指鍼(手三里ー合谷 低周波鍼通電)も行った。 |
経過 | 初診後 ペインスケール 首3 肩5 背中2
2診後 首2 肩4 背中1 ※初診時を10とする 殆ど気にならなくなった為、治療終了。 |
今回の症例紹介はボーリングで股関節を痛めた女性に対して、整形外科で治療を受けた後に残っている痛みを治療をした症例です。
整形外科よりもじっくり時間をかけて治療を行えるのが当院の特長です。
担当:山崎
項目 | 内容 |
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年齢・性別 | 61歳 女性 |
職業 | 眼科受付 |
主訴 | 右股関節痛 |
現病歴 | 5ヶ月前にボーリングをしてから右股関節の痛み発生。整形外科にてトリガーポイント注射を受け股関節内側の痛みは消失したが外側の痛みが残存したため当院来院。 |
治療内容 | Patrick姿位(あぐらの姿勢)で股関節痛が認められたがレントゲン上の問題は指摘されなかったので筋肉の問題と考え、エコー上で大腿筋膜張筋に重積した筋膜を認めた為、同筋や中殿筋などの股関節内旋筋を中心に鍼治療を行った。 |
治療後 | 問題点であった大股で歩く時の痛みと、早歩き時の痛み消失。 |